医療・福祉

介護福祉士

(かいごふくしし)

合格率 78.30% 78.30%
難易度 3/5 ★★★☆☆
勉強時間の目安 250時間
受験料 18,380円
コスパ指数 3.2 / 5.0 3.2
独学しやすさ指数 2.2 / 5.0 2.2

この資格の指数について

※知名度や人気ではなく、難易度・受験料・勉強時間などの公開データから独自に算出した参考値です。

データ最終更新:2026年7月23日/出典:各資格の主催団体公式発表等を基にした参考値です。※受験料・合格率などは変動する場合があります。最新は各資格の公式サイトでご確認ください。

種別国家資格
主催団体社会福祉振興・試験センター(厚生労働省)
試験形式筆記試験(多肢選択式)。実技試験は所定要件により原則免除。
受験料18,380円
合格率78.30%
難易度★★★☆☆
勉強時間の目安250時間

概要

介護福祉士は、介護分野において名称独占が定められた唯一の国家資格である。高齢者や障害者の日常生活の支援・身体介護に関する専門知識と技術を有することを証明し、社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、介護の現場でリーダー的な役割を担う専門職として位置づけられている。単なる身体介護の技術だけでなく、利用者の尊厳を尊重した自立支援の考え方や、多職種と連携したケアマネジメントの視点も求められる、介護現場の中核を担う資格である。医療職・リハビリ職など他の専門職と連携しながら、利用者の生活全体を支える視点を持つことが求められる点も特徴である。介護保険制度のもとで提供される訪問介護・通所介護・施設介護など様々なサービス形態において、専門職としての中心的な役割を担っており、介護福祉士自体には業務独占はないものの、資格保有者を一定割合以上配置することで介護報酬の加算対象となる事業所も多い。

受験ルートは大きく4つに分かれる。実務経験ルートでは、介護等の業務に3年以上・従事日数540日以上に加え、450時間20科目のカリキュラムからなる実務者研修の修了が必要になる。このほか、介護福祉士養成施設を卒業する養成施設ルート、福祉系高校を卒業する福祉系高校ルート、経済連携協定(EPA)に基づき来日した外国人を対象とするEPAルートがある。試験は筆記試験(人間の尊厳と自立、介護の基本、コミュニケーション技術など11科目群から出題)によって評価され、実技試験は実務者研修修了などにより原則免除される運用となっている。実務経験ルートを選ぶ受験者が全体の多くを占め、働きながら実務者研修を受講し、日中の勤務と研修・試験対策を両立させて資格取得を目指すケースが一般的である。

合格基準は、総得点の60%程度を基準に問題の難易度で補正した点数以上、かつ11科目群すべてで得点することが必要な仕組みで、一部の科目群で0点があると総得点が基準を超えていても不合格となる、幅広い分野をまんべんなく理解しているかを問う仕組みである。合格率は例年70〜80%台で推移しており、他の国家資格と比べると高めの水準にあるが、これは受験者の多くが実務経験を積んだうえで臨む試験であることも背景にある。標準的な学習時間は、実務経験者であれば100〜150時間程度が目安とされ、実務者研修で学んだ内容の復習が試験対策の中心となる。

試験は年1回、例年1月頃に実施され、合格発表は例年3月頃となる。主催は厚生労働省(試験実施は公益財団法人社会福祉振興・試験センター)である。合格発表後、資格登録簿への登録を行うことで初めて「介護福祉士」の名称を使用できるようになり、無資格者がこの名称を使うことは法律で禁じられている。

介護現場でキャリアアップを目指す人や、将来的にケアマネジャー(介護支援専門員)などより専門性の高い資格を目指す人に向く。高齢者施設・訪問介護・障害福祉サービスなど幅広い現場で実務経験を重ねながら資格取得を目指す人が多く、資格取得後もサービス提供責任者・生活相談員・施設の管理者など、幅広いキャリアパスにつながる基盤となる資格である。高齢化の進展により介護需要が増加を続ける中、専門性を裏付ける国家資格として今後も安定した需要が見込まれる分野であり、外国人材の受け入れが進む介護現場においても、指導的立場を担う専門職としての役割が期待されている。

受験資格

受験資格に要件あり。(1)介護福祉士養成施設の卒業、(2)実務経験3年以上かつ実務者研修修了、(3)福祉系高校の卒業、(4)経済連携協定(EPA)ルート等のいずれかに該当する必要がある。

取得後の活かし方

介護現場での専門職としての証明になり、就職・転職で有利になるほか、サービス提供責任者やチームリーダーなど責任ある立場への登用や資格手当の対象になることが多い。多くの介護事業所では、介護福祉士の資格保有者数が人員配置基準や介護報酬の加算要件に関わるため、有資格者は事業所にとっても重要な戦力として評価される。

実務では、利用者一人ひとりの状態に応じた介護計画の作成や、他の介護職員への指導・助言、家族への説明対応など、現場のまとめ役としての業務を任される機会が増える。訪問介護であればサービス提供責任者として、施設介護であれば生活相談員やユニットリーダーとしてのキャリアが一般的な道筋となる。

ケアマネジャー(介護支援専門員)受験資格の実務要件にもつながり、介護福祉士としての実務経験を積んだ後にケアマネジャーへステップアップする人も多い。社会福祉士や精神保健福祉士など隣接する福祉系資格とあわせて取得し、相談援助業務まで担当領域を広げるキャリアも見られる。介護福祉士養成校の教員や、実務者研修・初任者研修の講師として指導的な立場に転じる道もあり、現場経験を活かして後進の育成に携わるキャリアも選択肢の一つである。

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よくある質問

介護福祉士の受験資格・条件を教えてください。

受験資格に要件あり。(1)介護福祉士養成施設の卒業、(2)実務経験3年以上かつ実務者研修修了、(3)福祉系高校の卒業、(4)経済連携協定(EPA)ルート等のいずれかに該当する必要がある。

介護福祉士の合格率と難易度はどのくらいですか?

合格率は約78.30%、難易度は5段階中3です。

介護福祉士の勉強時間の目安はどのくらいですか?

勉強時間の目安は約250時間で、標準的の水準です。学習開始時の知識により個人差があります。

介護福祉士の受験料はいくらですか?

受験料は18,380円(やや高め)です。最新の金額は主催団体(社会福祉振興・試験センター(厚生労働省))の公式情報でご確認ください。

介護福祉士の試験形式を教えてください。

介護福祉士の試験形式は「筆記試験(多肢選択式)。実技試験は所定要件により原則免除。」です。

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