FP技能検定1級と証券アナリスト(CMA)第1次レベルの違い・難易度比較

FP技能検定1級と証券アナリスト(CMA)第1次レベルは、どちらを目指すか迷われることの多い組み合わせです。このページでは両資格を、合格率・勉強時間・難易度・受験料といったデータで並べて比較し、学習時間の目安からどちらが向いているかを整理します。

データで比較

項目FP技能検定1級証券アナリスト(CMA)第1次レベル
主催日本FP協会・一般社団法人金融財政事情研究会日本証券アナリスト協会(SAA)
合格率15.40%非公開
難易度4/53/5
受験料20,000円16,500円
勉強時間の目安600時間200時間
試験形式学科試験(マークシート・基礎編/応用編)・実技試験(記述式)/筆記試験マークシート(PBT)/CBT ※2026年秋試験よりCBT・PBT併用

FP技能検定1級とは

FP技能検定1級は、2級の上位に位置するFP技能検定の最上位国家資格である。学科試験(金融財政事情研究会実施)と実技試験で構成され、実技試験は金融財政事情研究会の「資産相談業務」(個人資産相談業務等)と日本FP協会の「資産設計提案業務」のいずれかを選択する。学科試験の合格率は回により1桁台〜20%弱と変動が大きい難関試験で、実技試験は学科合格者に限られるため合格率が高め(80〜90%台)に出る点が特徴。学科試験の受験には所定の実務経験やCFP資格審査試験合格などの要件が課される点も、2級・3級とは異なる。誰でも受験できる2級・3級とは異なり、実務経験や上位資格の裏付けを前提とする点で、より専門職としての性格が強い試験といえる。

活かし方: 金融機関・保険会社・独立系FPとして、富裕層向けの資産相談や事業承継など高度な提案業務に携わる際の最上位資格として評価される。FP資格の中で最も専門性が高いとされるため、独立開業やコンサルティング業務でクライアントからの信頼を得るうえでの強力な裏付けとなる。相続・事業承継など複雑な案件を扱う専門家を目指す人に向く。難関資格であることから、取得自体が長年の実務経験や専門性の証明としても機能する。

証券アナリスト(CMA)第1次レベルとは

証券分析・企業評価・ポートフォリオ運用など、投資のプロフェッショナルに求められる基礎知識を体系的に学び、その理解度を測る民間資格である。日本証券アナリスト協会が実施し、科目I(証券分析とポートフォリオ・マネジメント)・科目II(財務分析)・科目III(市場と経済の分析等)の3科目で構成される。受験にあたっては協会が実施する第1次レベル講座(通信教育)の受講が前提となっており、受験料とは別に講座受講料が必要となる点が他の検定と異なる特徴である。第1次レベル合格後は第2次レベルへと進む段階制がとられており、証券会社や資産運用会社など金融・運用業界で評価される知識の土台となる。

活かし方: 証券会社・資産運用会社・銀行などで、企業分析やポートフォリオ運用に携わる業務の基礎知識を備えていることの証明になる。第1次レベル合格は最終資格であるCMA取得への通過点であり、第2次レベルへ進むことでより実践的な運用・分析スキルを身につけられる。金融機関の調査部門やアナリスト職を志望する人にとって、業界標準の知識体系を学ぶ入り口として位置づけられる。

FP技能検定1級と証券アナリスト(CMA)第1次レベル、どちらを選ぶべきか

学習時間の目安は「証券アナリスト(CMA)第1次レベル」が約200時間、「FP技能検定1級」が約600時間で、およそ3倍の差があります。まず短期間で取得して足がかりにするなら「証券アナリスト(CMA)第1次レベル」、腰を据えて上位の専門性を狙うなら「FP技能検定1級」が向いています。どちらも実務で評価される資格です。目的(独立/就職/スキル証明)と使える学習時間から選んでください。

それぞれの詳細

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