CFP資格審査試験とFP技能検定1級は、どちらを目指すか迷われることの多い組み合わせです。このページでは両資格を、合格率・勉強時間・難易度・受験料といったデータで並べて比較し、学習時間の目安からどちらが向いているかを整理します。
| 項目 | CFP資格審査試験 | FP技能検定1級 |
|---|---|---|
| 主催 | 日本FP協会(国際的にはFPSB加盟) | 日本FP協会・一般社団法人金融財政事情研究会 |
| 合格率 | 非公開 | 15.40% |
| 難易度 | 4/5 | 4/5 |
| 受験料 | 6,600円 | 20,000円 |
| 勉強時間の目安 | 400時間 | 600時間 |
| 試験形式 | 四肢択一・マークシート方式(1課目120分) | 学科試験(マークシート・基礎編/応用編)・実技試験(記述式)/筆記試験 |
CFP資格審査試験は、ファイナンシャル・プランニングの国際資格で、AFP認定者がさらに専門性を高めるための上位資格である。金融資産運用・不動産・タックスプランニング・相続事業承継・リスク管理と保険・ライフプランニングと資金計画の6課目に分かれ、四肢択一のマークシート方式(各120分)で実施される。全課目合格に加え、CFP認定研修や実務経験等の要件を満たして初めてCFP認定者となる。主催は日本FP協会で、国際的にはFPSB(Financial Planning Standards Board)に加盟しており、世界共通の水準を持つ資格として位置づけられる。6課目は1課目ずつの受験・合格が可能なため、働きながら段階的に取得を目指せる。国際的に認知された資格であるため、海外の金融機関でのキャリアを視野に入れる場合にも一定の通用性を持つ。
活かし方: 金融機関・保険会社・独立系FPとして富裕層向けの資産相談業務を行う際の高度な専門性の証明になる。国際資格であるためグローバルに通用する肩書きとしても評価され、独立系FPとして開業する際の信頼性の裏付けにもなる。相続・事業承継や複雑な資産運用相談など、より専門性の高い顧客対応を担いたい人に向く。企業オーナーの事業承継相談など、単発の金融商品販売にとどまらない包括的な提案力が求められる場面で活きる。
FP技能検定1級は、2級の上位に位置するFP技能検定の最上位国家資格である。学科試験(金融財政事情研究会実施)と実技試験で構成され、実技試験は金融財政事情研究会の「資産相談業務」(個人資産相談業務等)と日本FP協会の「資産設計提案業務」のいずれかを選択する。学科試験の合格率は回により1桁台〜20%弱と変動が大きい難関試験で、実技試験は学科合格者に限られるため合格率が高め(80〜90%台)に出る点が特徴。学科試験の受験には所定の実務経験やCFP資格審査試験合格などの要件が課される点も、2級・3級とは異なる。誰でも受験できる2級・3級とは異なり、実務経験や上位資格の裏付けを前提とする点で、より専門職としての性格が強い試験といえる。
活かし方: 金融機関・保険会社・独立系FPとして、富裕層向けの資産相談や事業承継など高度な提案業務に携わる際の最上位資格として評価される。FP資格の中で最も専門性が高いとされるため、独立開業やコンサルティング業務でクライアントからの信頼を得るうえでの強力な裏付けとなる。相続・事業承継など複雑な案件を扱う専門家を目指す人に向く。難関資格であることから、取得自体が長年の実務経験や専門性の証明としても機能する。
学習時間の目安は「CFP資格審査試験」が約400時間、「FP技能検定1級」が約600時間で、およそ1.5倍の差があります。まず短期間で取得して足がかりにするなら「CFP資格審査試験」、腰を据えて上位の専門性を狙うなら「FP技能検定1級」が向いています。どちらも実務で評価される資格です。目的(独立/就職/スキル証明)と使える学習時間から選んでください。
講座を売らない、データで選ぶ資格比較